最高裁の王様化を暴き、日本の誤りを糾弾するブログ

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フジテレビ騒動について思うこと

 フジテレビが大変なことになっています。

 私も一連の報道を見て非常に驚いています。愕然と言っても差し支えありません。世間で本件がどのように論評されているかを紹介しながら、私の感想を記載したいと思います。

 

 

  まずは弁護士ドットコムニュースから。

 「フジテレビの誤算はどこにあったのか?」、お前がそれを言うか?の世界です。

 

 被害女性は、「本件は示談が成立していますのでノーコメントです」、と報道各社に対して言ったそうです。

 うわあ、全然示談が機能してないよ、これ。

 

 示談とは何かについて書きます。

 トラブルなんて最初から無いに越したことはありません。しかし人が人と関わり合いながら生きていくのであれば、トラブルがゼロなんてことはあり得ません。では発生してしまったトラブルとどう向き合うのか。いつまでも永久にいがみ合い続ける訳にはいきませんので、お金の力などを利用してお互いに納得して解決する、これが示談です。

 本件は、弁護士が介在して当事者同士が示談を達成したはずなのに、その示談が全く機能していませんでした。これがフジテレビ最大の誤算です。

 

 日本の報道では、加害者側が何を言っても聞いてくれないんです。

 私は以前、個人的に本人訴訟で保険会社に対して保険金請求訴訟をしたことがあるのですが、裁判官は何を言っても聞いてくれませんでした。裁判官に話を聞いてもらうためには、弁護士に依頼して、弁護士に話をしてもらわなければなりません。

 本件も同じです。報道各社も、加害者の話は聞きませんが被害者の話は聞きます。なので本件は被害者の側に「示談が成立してお互い納得していますので、報道はしないでください」、と言わせなければなりません。これが示談です。

 相手がこれを言わないなら示談金を払う意味がないですし、逆に被害者側がそんなことを言いたくないのであれば示談金を受け取ってはいけません。

 

 示談の条件は弁護士が決めていると思いますが、このようなマスコミ関係の示談の場合、守秘義務に加え、以下の条件を加えないとダメです。

 「本件が報道各社にスクープされてしまった場合、乙(被害者側)は報道各社に対して、①本件はお互いが納得して解決していること、②よって報道や詮索をしないことを求めること、を述べること。」

 被害者側にこれを了承させることにあたって、日本の報道では加害者側の話は聞かれない問題があることを説明して、文春など報道各社が存在する状況では示談というシステムが成立しないので、この条項はどうしても必要なんです、と納得させなくてはなりません。それが弁護士の仕事というものです。

 そしてそれでも報道各社が報道を続けるなら、被害者側から賠償請求など、いろんな手が打てるんです。ここから先はスタンバってる弁護士さんにお任せです。

 

 これは、弁護士達が築き上げてきた示談というシステムの根幹に関わる問題なんです。弁護士ドットコムがそんなのんきな認識でどうするのかと思います。弁護士ドットコムはフジテレビに注文を付ける前に「示談が成立している問題について周囲が荒探しをすることは、示談を成立させる弁護士の立場からしていかがなものかと思う」、とか言って、今後誰もが示談を依頼したくなるような商売っ気を見せてほしいと思います。

 

 

 

 フジテレビにも注文を付けたいです。

 中居くんが相場より高い示談金を支払ったからフジテレビは今まで通りに変わらず中居くんに対応したし、フジテレビが今まで通りに変わらず中居くんに対応したから中居くんも高い示談金を支払った、これは確かにそうなんですが、示談が成立していると言ってもフジテレビはちょっと当事者意識に欠けていました。

 女子アナは精神的な苦痛を長く受け、復帰にも苦労していると聞きました。精神的苦痛をもっと重大にとらえて寄り添う気持ちがあれは、示談を人任せにしないでそれに参加して、復帰までの支援をすることなどと引き換えに、他人事だったと他者から批判されないだけのエビデンスを得ることが可能でした。被害女性とフジテレビの間に何も法的な合意がなかったのが、今になっては本当に痛いです。

 

 

 

 さて、やっとここ(元文春編集長が書いた記事)までやってきました。「がくぜん会見」、なるほど愕然とした者同士、気が合いそうです。

 

 「フジテレビでは性接待の場を提供するようなプロデューサーがどんどん出世する」、などとテレビで言っていましたが、これはちょっと歪んだ物の見方です。

 フジテレビには、自分の知っている人脈を最大限動員して、とにかくカップルを作って結婚させることに全力になっているプロデューサーがいます。何で日本では野球選手が女子アナと結婚したり、力士が女優と結婚しまくってるのかというと彼らの存在があるからです。こんなカップルを次々と成立させるようなプロデューサーは当然出世します。ちなみに中居くんは独身ですので、それにふさわしい女性をどんどん紹介しまくるのがプロデューサーとしての腕の見せ所です。結婚が前提であるなら、少々奥手の女性であったとしても無理やりにでも男と引き合わせたほうがいい場合もあります。こういうのは性接待とは言いません。

 トラブルが起きた時、その報告は社長の方まですぐに上がっていたと聞きました。本件はプロデューサーとしても望んだ結果ではなかったことが伺えます。なんてことをしてくれたんだよ、と思ってます。話を聞いた社長も苦渋の表情を浮かべました。それが全てです。

 

 文春を始めとする報道各社に言いますが、山に登ろうとする場合、頂上に至る道はいくらでもあります。当事者間で示談が結ばれた本件に対し、「ぼくの考えたいちばんの坂道でないとゆるさない」、なんていうのは適切ではありません。

 私の本人訴訟だって、裁判官は「私の考えたいちばんの立証だったら勝訴させてあげるつもりだった」とか言い出すかもしれません。もちろんそんな裁判はフェアでも何でもありません。

 

 で、元文春編集長は、指摘がいろいろとおかしいです。

 第一に、メディアへのあり得ない対応です。会見を定例の社長会見として、一部メディアの記者相手に対してのみ行い、しかも中継は禁止という条件です。映像メディアであるテレビ局が問題を起こしているのに、条件付きの「秘密会見」が許されるなら、今後どんな企業もフジの会見要求に対しては、映像撮影と中継の禁止を要求できるでしょう。

 当事者間で示談をしていなければそうですね。これは示談をしている当事者に対しての配慮もあったのではないですか?

 

 会見前には、社員への一斉メールで、すでに外部の弁護士が調査を始めていると報告していましたが、だとしたら、一体その外部弁護士は何を調査していたのでしょうか。当事者に直接事情を聞かない弁護士など普通は考えられないので、その調査の「真剣度」自体が信用できません。もし本当に調査が開始されていたのなら、その途中経過を報告する程度のことは、記者会見でもできたはずです。

 これですが、調査中に調査状況をいちいちチェックなんてできていたら、証拠隠滅や、口裏合わせの結果誘導など、何だってやりたい放題になってしまいます。こういう調査は、結果が出るまで、依頼したクライアントにすら何も公開されないことが普通です。違うと主張するのであれば、知り合いの弁護士に確認してみてください。

 

 いろいろありますがもう面倒くさいのでわざわざ全部突っ込みません。

 

 

 

 駄文をここまで読んでくれてありがとうございます。

 今、フジテレビは大変な目にあっています。各企業の方々は、思うところがあれば、広告を戻していただければと願っています。

 

以上