最高裁の王様化を暴き、日本の誤りを糾弾するブログ

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岡口裁判官の弾劾裁判において、弁護団の弁護方針に問題があると思われますので、CALL4さんには対応を求めます。

 口基一の弾劾裁判は、いよいよ弁護側のターンとなりました。

 さて、弁護団は、どのような陳述をしてくれるのでしょうか?

 

 来春に10年間の任期満了を迎える岡口判事が、最高裁に再任を希望しない書面を提出したことも明かした。

(中略)

 弁護側は、判事は認知機能障害などがあると精神科で指摘されており、このために不適切な言動をしたと説明。

(中略)

 その上で「私人間の紛争で裁判官の地位が剥奪される事態は裁判官の独立、表現の自由の観点から避けるべきだ」と持論を述べた。

 

 

 岡口裁判官は、「裁判官にもツイートする権利がある」とか言っていませんでしたっけ? 「裁判官を辞めるから法曹資格は残してほしい」などと命乞いをするなら、分限されたときにさっさと退職をしていれば、自己都合で半分になっただろうけど退職金も出ましたよ? 以前と主張していることが180度食い違っているのですけど、これって「弁護団に洗脳された」って言わないんですかね?

 「この人は頭がおかしいから許してね」、という理論を振りかざすなら、まずは同氏がブログで他人の批判を続けているのを放置しているのはどういうことなのかの説明が必要だと思います。そもそも裁判官の地位にある者が、余計なツイートをして私人間の紛争を抱え込むのがすでに異常だとは思わないのでしょうか? 私には速やかに裁判官の地位を剥奪しないといけない案件にしか思えません。弁護団表現の自由を言っていますが、その表現は自らの信念に基づくものではなくて、頭がおかしいからこそ発出されているんですよね? そしてその表現が現在進行形で他者を傷つけていると。そんなのダメに決まってるじゃないですか。ツッコミどころが満載です。

 

 

 かし一番のツッコミどころは岡口裁判官ではなくて、岡口弁護団です。あなた方は、「岡口基一裁判官の弾劾裁判について考えてください」などと言って、クラウドファンディングを行いましたよね?

 

 岡口基一裁判官が精神障害を抱えていることを主張して不罷免を勝ち取るつもりだったら、最初にそう言っておかなければ、これは詐欺にあたります。そんな理由で戦うのであれば、誰だってクラウドファンディングにお金なんて出しません。

 そもそもこの論点では、「精神障害のある者は、それを理由に何の責任も負わずに、ネットで他者を批判・中傷し続けて良いか否か」、という問題になってきます。「裁判官の独立」など全く関係がありません。むしろ岡口裁判官だけにそのような行為が認められるのであれば、「なんで彼に対してだけそんな行為が許されるんだ?」、という話になってしまいます。裁判官に対しての手厚い身分保障を主張するのであれば、盗撮行為に及んだ裁判官だって、盗撮行為で何か減ったわけでもないのですから不罷免にしなければなりません。裁判官としての職務を離れた行為に、裁判官に対する身分保障などが働く謂れはないのです。

 

 

 論を書きます。岡口弁護団のしている陳述は、クラウドファンディングでしていた主張と照らして不適切です。

 岡口裁判官に対して賛同の意を表明する者は、「岡口裁判官の主張には一定の正しさがあって、彼に主張をさせることによって、司法や社会に良い影響を与える(場合もある)」、と考えているのですから、弁護団はそれに従って、司法の誤りを糾弾し、真っ向から裁判官訴追委員会と争わなくてはなりません。ちなみに生物学的に言っても、突然変異や異常な遺伝子というものはある程度必要なのですから、そのような考え方もあながち間違いではありません。

 

 

 口裁判官は、「最高裁に告ぐ」という本を出版して最高裁を批判しました。その書籍の内容をここで全て吟味することはしませんが、代わりに岡口裁判官のインタビュー記事を紹介して、その内容に私なりの意見を記載します。

 

 岡口裁判官と私は、同じような考えを持っているところもあるし、違うところもあります。

 岡口裁判官は以前どこかで、「司法にもAIを導入すべき」などと言っていた記憶がありますが、チャットGPTなどは、原告と被告の文章をプロンプトとして読み込ませて、裁判官が「原告を勝訴させる判決文を書いて」「請求を棄却する判決文を書いて」と、どちらの要求をしたとしても、その要求に従った文章を出力しますので、省力化以外にあまり意味がありません。

 私の考えでは、今の司法に必要なものは「ファクトチェック(妥当性チェック)」であって、これはAIと同時に人の手が必要な奴です。今の司法はデバッグされていないプログラムみたいなもので、誰の確認も受けないまま変な判決が平気でまかり通っているのです。

 

 裁判所は「国民を救う」という点においては三権の中で最弱ですが、その権力は最強です。

 政治家と違ってマスコミから批判を受けることもなければ、最高裁の国民審査は対立候補がいるわけでもなく、罷免を「可」とされた裁判官は今まで一人もいないという無意味なものです。そしてその権力は、定年延長がされなかった意趣返しに法務大臣を刑務所にぶち込むことだって可能なんです。もちろんそれで裁判所が批判されることもありません。

 

 岡口裁判官は「要件事実教育」が無くなったことが裁判官の劣化を生んでいると主張していますが、裁判官の劣化を生んでいるのは、裁判所の権力の在り方そのものが原因です。最高裁が理由を書かずに判決を出すので、下級審の裁判官もそれに倣うようになりました。

 今の裁判所は、事実や主張に基づかず、裁量で判決を出すようになってしまいました。そうなると次に何が起こるか。弁護士も、事実や主張を並べることなく、わざと裁量で裁判官に判断させるような余地を残して、裁判官に媚びるようになるのです。そんなことをせず、きちんと事実を並べて主張を書けばいいではないか、と普通の人なら思うのでしょうが、そんなことをしてもその主張は無視されるのです。岡口基一の分限裁判も、私の保険金請求事件も同じです。そしてそのような邪魔な主張をした弁護士は裁判官から目を付けられ、次の裁判でも勝たせてもらえなくなります。そして法廷と言う世界から淘汰されるのです。

 「この論点で立証されると国(裁判官)が困るだろうな」と弁護士が考えた場合、弁護士はその論点をわざと外すようになるのです。これが今の岡口弁護団に起こっていることです。その代償に次の裁判で融通を効かせてもらおうと考えているのです。弁護士が主張をしないのですから、裁判官は自由に裁量で判決を書いて問題ない、これが日本の司法です。こんな司法取引もどきの結果、しわ寄せを被るのは司法を利用しようとする国民です。こんなことになっているので、裁判所の力は秩序維持にだけ使われて、国民の権利なんてちっとも守られることなんてないのです。

 ちなみに、日本の司法に問題があることなんて、外国だってとっくに気が付いているのですが、外国がそれに対して文句を全く言わないのは、裁判所が外国人に対して極端に甘い判決を繰り返して媚を売ってるからです。自衛官が闇バイトで運転手役などを引き受けたら懲役5年の実刑判決ですが、農作物やらお寺の屋根やら盗んでいく外国人はせいぜい国外退去です。こんなのは本来ならおかしいんです。

 

 

 、岡口弁護団ですが、このような司法の現状に対して、真っ向から異議を申し立てるのが筋だと思うのですが、岡口弁護団のWebサイトを見ますと、最初から裁判官訴追委員会に媚びる気満々です。同サイトに置かれている、裁判官訴追委員会に提出したとする意見書は、自説を披露したいだけの教授2名の意見書と、岡口裁判官から有利な判決を貰ったから恩返ししたいみたいな一般人の意見書2通です。こんな意見で罷免の意見が変更される訳がないのですが、岡口弁護団はどのような認識なのでしょうか?

 まあ結論から言ってしまうと、裁判官訴追委員会に歯向かうことは裁判所に歯向かうことと同義なんです。岡口弁護団は必死に裁判官訴追委員会と裁判所に対して媚を売っているんです。

 私は以前に、岡口弁護団に連絡をして、私の意見書も送ることを検討してほしい、と意見書を送ったことがありましたが、弁護団の弁護士に拒否されました

 

 

 の後、私は私がされた裁判について、保険法の適用があると記載された契約書があるのに保険法の適用を認めないと判断され、国賠請求や再審請求でも当事者の意見を聞かずに請求を棄却した一連の裁判について、裁判官の悪意が認定できるとして、裁判官訴追委員会に訴追の請求を行いましたが、裁判官訴追委員会はこれを理由も示さずに不訴追としました

 

 裁判官訴追委員会は、国民が安心して利用できる司法を保証するために存在するのであって、裁判官の規律を守るために存在しているわけではありません。私が以前に書いた意見書は、主に裁判所の非を説くものでしたが、今では、岡口裁判官を罷免しようとする裁判官訴追委員会自体に対して、その非を訴える意見書を書くことが可能です。悪意があるとしか思えない、契約書と反する判決文、またそれを悪意に基づき訂正しなかった事実、そして裁判官訴追委員会もその悪意を取らなかった事実、これらをすべて証拠付きで出せます

 国民が安心して利用できる司法を保証しようとしない裁判官訴追委員会が、司法を批判する岡口裁判官を気に入らないとして一方的に罷免しようなどということは決して許されないのです。

 国民に対して、おかしな裁判であっても問答無用に従え、というのでは、徴用工問題に対する日本政府の対応とも矛盾します。日本政府は、徴用工の裁判は間違っているとして、報復措置をちらつかせて韓国政府に対応を迫りました。国としてしている事なので、それは別の部署の話だ、では困ります。三権分立とは、責任の所在を自分以外の機関に押し付けて、結果、国が責任逃れをするための仕組みではありません。責任の取り方にはいろいろありますが、まずは説明責任を果たすべきです。

 裁判官訴追委員会は、岡口裁判官を罷免する前に、私がした訴追請求について、内部でどのような審議をしたのか明らかにする必要があります。それはそれ、これはこれ、で裁判官が罷免されるのでは、日本は「法の支配」にあるとは言えません。それはまさに「人の支配」です。それは修正されなければなりません。結果として、日本の司法は、本件に対して批判を受け入れなくてはならないのです。

 

 

 CALL4さんに言います

 

 CALL4さんは、日本で初めての「社会課題の解決を目指す訴訟」(公共訴訟)の支援に特化したウェブプラットフォーム、なんですよね? 岡口弁護団が裁判所に全力で媚を売っていますが、このような弁論を良しと、本当にするのですか? それはクラウドファンディングに出資した人たちの意志に反したものとならないですか?

 より多様で公正な社会を実現するため司法をひらかれたものとする、それがCALL4の目的です、だとするならば、今の岡口弁護団のしている事は、その目的から外れているように思います

 岡口弁護団はCALL4のクラウドファンディングを利用して集金した以上、CALL4の運営さんは、その掲げている目的が建前のものでないとするのであれば、岡口弁護団に対して、その弁護方針を問いただす必要があると思いますが、いかがでしょうか? 

 私は改めて意見書を書きますので、それを裁判官訴追委員会に提出するよう、岡口弁護団に促してください。よろしくお願いいたします。