最高裁の王様化を暴き、日本の誤りを糾弾するブログ

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最高裁の王様化についての考察

 なぜ最高裁は王様化について、以下の3点について考える必要があります。

① なぜ最高裁は王様化しているのか、その原因、

② 最高裁の王様化を許している存在、

③ 最高裁の王様化による悪影響について、

 これらについては、意見書で言及しましたので、以下にそれを転記します。

 


 

(1) 最高裁は王様化していますが、それが存続している原因について、意見者は以下の2点にあると思っています。
① 決して不信任となることはない、最高裁判所裁判官国民審査制度。
 東側の国家でも、決められた人が必ず当選する選挙制度の存在する国がありますが、そのような国家の権力者は一部の例外を除き、国民を犠牲にして自分のための政治を行うようになります。
② 最高裁が王様化することによって、得をする者たちが存在すること。
 いくら権力者が権力を握ろうとも、周囲の人に得がなければその政権は長続きしません。ロシアで言うところのオリガルヒのようなものですが、裁判所の王様化でも、権力者の側に、最高裁が王様化することによって得をしている者たちが存在します。

 

(2) 最高裁の王様化について、国民審査が機能していない以上、これに異を唱えられる者は、「裁判官および検察」「弁護士」「国会議員」しか、今の日本には存在していません。
 「裁判官および検察」は、いわば身内のようなもので、しかも最高裁に異を唱えるような裁判官は、岡口基一のように2度の分限処分を受けたりします。
 「弁護士」に対しては、本人訴訟に対しては理由を問わず無条件で勝訴させるような裁判を行うことで、その批判を受けないようにしています。
 では、「国会議員」はどうなのか。国会議員が直接司法に対して批判を行えるような機会は限定されていますが、ここで最高裁の王様化を放置して岡口基一裁判官を罷免するような場合、日本には最高裁の王様化を咎める者は誰も存在しないことになります。

 

(3) 理由を述べず、または理由の誤りを無視して判決を出し、当事者に不利益を与えた場合、それは裁判ではなくて、単なる権力の行使です。
 意見者が受けた裁判の判決文は本当に酷いものでした。意見者は、意見者がやられて嫌なことは、他人に対してしないように、と思って生きてきたつもりだったのですが(なのでパワハラとかは絶対にしない)、裁判官という職業の人は、こういう判決を出しても良心は痛まないものなのでしょうか?
 日本の権力者は皆、自分の都合のためには他者が犠牲になっても構わない、と考えているとまでは言いませんが、そういう考えのもと、岡口基一裁判官の訴追裁判に臨むのはいかがなものかと思います。

 

(4) 裁判官が、自分の都合のためには他者が犠牲になっても構わない、と考えている場合、それは国民に誤ったメッセージを送ることになります。権力者がそうしているのであれば、自分たちも同じようにしていいだろうと、行政の指導を無視して、違法な業者が危険な場所に土砂を積み上げるようになったりします。このような身勝手はいずれ連鎖して、日本を衰退に追いやることになります。
 こうならないように規律を引き締めるのが、本来なら司法の役割なのですが、今の最高裁憲法すら自らの都合で出したり引っ込めたりしているのが現状です。憲法を守る必要がないのであれば、憲法改正など要らないのではないか、と言わんばかりです。
 警察が根拠なく疑いをかけて、その後の裁判で当事者の主張を聞かずに敗訴させた一連の経緯を合憲というのであれば、これは絶対に説明が必要な奴です。日本はこういうことを国民に対して平気で行う国家ではないと思っていたのですが。

 


 

 岡口基一の弾劾裁判は、最高裁の王様化について、国会議員に議論させることができる、ほぼ唯一の機会です。そして必ず理由が書かれます。意見者は、この機会を逃す気は絶対にありません。

 このブログを見た人は、岡口基一にこのブログの存在を伝え、「最高裁が王様化して当事者に精神的な苦痛と損害を与えているのに、俺がツイートで裁かれる謂れはない」と主張すべきだと言ってあげてください。(まあ、さすがにそれは極端なので、こういう意見もありますよ、と言うだけで良いと思いますが)

 

 ちなみにこれを個人がやろうとしても、裁判所で無視されて終わりです。また、最高裁が王様化しているとしても、本人訴訟をしなけてば大丈夫だろう? と思いがちですが、それも誤りです。最高裁はどのような理不尽な判断を下すかも分からず、そしてそうなった場合、味方となってくれる弁護士が現れてくれるとは限らないのです。そもそも最高裁に楯突いた弁護士は、見せしめに本人訴訟で素人相手に理不尽な敗訴をさせられるかもしれません。弁護士だってそうなってはクライアントにも説明がつきません。

 えっ、それじゃ裁判官が何でも好き放題できるじゃん? まさにその通り。残念ですが、これが今の日本の裁判の実態です。