最高裁の王様化を暴き、日本の誤りを糾弾するブログ

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岡口基一弁護団との、やり取りはこちらです(その2)

 さすがに先ほどのメールでは、「弁護士さんにあまりお金を払いたくない」という気持ちが表れすぎていて、これでは受けてもらえないだろう、と言うことで、もう少しお金を出す方向でメールを書き直し、2人目の弁護士に相談することにしました。(しかし、こういう相談にも応えるためのクラウドファンディングではなかったのか、と心の中ではツッコミを入れざるを得ない)

 

 そして2人目の弁護士に送ったメールがこちらです

○○弁護士さま

すみません、本日お電話を差し上げた○○と申します。
よろしくお願いいたします。

事案の内容上、相談する相手の弁護士さんは、岡口裁判官の弾劾裁判の
担当弁護士である必要がありました。

■■基本情報
(個人情報のため省略)

■■事案の概要:
① 相談者(自分)の父親が、自宅の2階窓から転落して死亡した事件があり、
警察捜査によって、根拠もないのに、自殺と認定されました。
② 自殺と判断されたので、保険金が支払われず、保険会社2社を相手として
本人訴訟を行いましたが、主張や証拠が無視されるなど、
まともな裁判がされず、原告(相談者)は敗訴しました。
③ 裁判の原因は、根拠なき警察の自殺判定で、その後、まどもな裁判を
受けられず敗訴した場合、責任はすべて国にあるといえるので、
損害と精神的苦痛を受けたことに対する国賠訴訟を提起しました。
④ その国賠請求訴訟でも、主張や証拠が無視されて上告棄却されましたので、
相談したく考えています。

■■相談の内容:
① まずは、自分の言っている内容が、弁護士から見ても正しいものであるか
弁護士さんに判断してほしいです。
つきましては、法律事務所に赴いて、訴訟記録を全てお見せしたいと考えていますので
日時を設定お願いします。
仕事は休めますので、7月21日以降で、なるべく早めに設定をお願いします。
(相談費用は1万円で良いでしょうか?)
メールは晩にしか確認できませんので、電話で連絡いただけますと有難いです。

↓ここからメインの相談になります

② 弁護士から見て、違法な裁判だと認められた場合、
岡口基一裁判官の言う、裁判所の王様化によって、精神的苦痛を受けた被害者として、
岡口裁判官の訴追裁判に意見書をお送りしたいと考えています。
これについて、対応可能であるか、弁護士さんには、岡口裁判官と
調整をつけてほしいと考えています。
原案を添付しますが、国賠訴訟の上告棄却を受け、これは記載を書き換える予定です。
また、記載について、弁護士さんの視点から指摘がありましたら修正に応じます。

③ 最高裁違憲で無いことは明らかと言いますが、どこが違憲でないのか
相談者には全く理解ができません。
ついては、訴追委員会に、憲法98条、99条違反として、最高裁裁判官らの
罷免を求める予定です。
この書類はこちらで用意するつもりですが、弁護士さんに提出してもらうことは
可能でしょうか?
(差支えがある場合は、これはダメということで了承しますが、
この提出は、岡口裁判官の罷免を阻止する上でも有用かと思います)

④ 国賠が棄却された場合、このままでは時効が成立してしまいます。
再審請求など行って、時効の成立を防がなくてはならないと思うのですが
上告棄却後に、どのような手がうてるのか、相談者にはよくわからないので
相談に乗ってほしいです。
まだ上告棄却後、1ヶ月以内なので再審期間中ではあります。
(民事は対応外ということであれば、これは回答できなくても仕方ないと考えます)


以上、よろしくお願いいたします。

 

 なんと、回答がありました。実質的に拒否ですが。

○○ 様
お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。資料を全部読ませていただきました。
○○様のケースについて、弁護士としてのコメントを率直に書きます。婉曲な表現を
するとかえって誤解されたり希望的に捉えたりされてこちらの意図が伝わらないと思
われるので、ストレートな書き方をすることをお許し下さい。
○○様は、3段階の手続をとられたようです。保険会社相手の保険金請求訴訟(2
件)、裁判所の違法を理由とする国賠訴訟、最高裁裁判官を告訴するという行政訴訟
です。
率直に言って、曲がりなりにも裁判手続といえるのは第1段階の保険金請求訴訟だけ
です。それ以降のものはそもそも裁判の形にもなっていません。
保険金請求訴訟を本人訴訟でやられたようですが、それが根本的誤りです。保険会社
が支払いを拒否しているものに対して保険金請求を原告として起こす訴訟というの
は、大変困難な裁判で、しかるべき弁護士に依頼して訴訟を起こさなければ、十分な
裁判の争いさえできません。本人訴訟でやろうなんてもともとあり得ない話です。建
前上は本人で訴訟を起こせますが、あくまで建前の話です。保険会社相手の訴訟とい
う極めて専門性の高い訴訟は専門家の弁護士に頼まなければ戦えません。
これを本人でやれると考えられたところがすべての間違いの元です。
それゆえ、その裁判手続で思うように争いをできず、主張も十分に展開できないまま
敗訴してしまったのは、ごくごく常識的な話です。裁判所的に、何か手を抜いたと
か、違法な手続をしたとか言うことでは全くないと思います。裁判は主張をぶつけ合
う場です。適格なこちらの主張を持ち出し適切な手続に則ってぶつけられなければ争
いになりません。それができるのは専門的技量を持つ弁護士だけです。失礼ながら、
○○様は大変自信のある方のようですから、主張を十分にぶつけたつもりでおられる
ことと思いますが、客観的にはそうではないと言わねばなりません。
そういうことですので、裁判所に違法があることを前提として起こされた第2段階第
3段階の手続は、全く筋違いで裁判の形にもなっていません。
今から保険金請求訴訟の敗訴の取り戻しができるかというと、それは不可能な気がし
ます。何か手がないかといろいろ考えても何も思い浮かびません。
それから、岡口さんのことに関係づけられていますが、岡口さんの弁護団の立場から
申しますと、何らか関係づけられることは迷惑だと感じています。何か関係があると
いうような主張はされないように切にお願いいたします。
以上の通りです。これ以上記録を見せていただいて説明を受けても基本私の捉え方は
変わらないと思います。
事務所に来ていただいて法律相談に応じることは、全く無駄に終わりますので、お断
りさせていただきたいと思います。
よろしくご理解下さい。
  弁護士  ○○

 

 なので、思い直してもらうために再度送ったメール

弁護士 ○○さま
法律相談をしました、○○です。

メールでの回答、どうもありがとうございました。

率直なご意見とのことですが、そちらは訴訟記録をまだ見ておられませんので、
憶測で物を言われている点があることは差し引いたうえで、
こちらからも何点か、指摘させてください。

(1)
こちらも、「不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会」のサイトを拝見して、
添付されている、4通の意見書を読ませていただきました。

率直に感想を言わせてもらいますと、
教授2名の意見書は、いずれも単なる学説の披露でしかありません。

個人名での意見書は、いずれも罷免の反対理由が、
「自分が岡口裁判官に有利な判決を出してもらったから恩返ししたい」
というものであって、自分の個人的な見解では、
これらの理由書では岡口裁判官を罷免から救うには、残念ながら至らないと思います。

そもそも、一般人に対して以前に下した判決によって、不適切と指摘されているツイートが
許されたり許されなかったりするのは変だと思います。
ツイートされた当事者に意見を求めても、「無関係な話ですね」
と言われるだけだと思います。
この点について、当の弁護団としては、どのような認識をされているのでしょうか?

(2)
岡口基一裁判官の訴追理由は
① 不適切なツイートで当事者を傷つけたこと
② 他の裁判官のした裁判を批判したこと
です。
これに対して、岡口基一裁判官は、ツイートの内容に違法性が無いことを主張していますが
これだけでは弱いと思います。

ここで自分が意見書を提出し、
自分がされた裁判について、弁護士や訴追委員会の目から見て
本当に違法性や違憲性がない裁判なのかを判断してもらえれば、ことによると、
① 最高裁は違法な裁判によって当事者を傷つける場合がある
② 世の中には批判されるべき裁判がある
ことが言えるかもしれません。
これは罷免の妨げになる事実だと思うのですが、いかがでしょうか?

警察の捜査に根拠がなく、それが原因で始まった裁判において、
裁判官が当事者の主張を聞かずに当事者を敗訴させて損害を与えた、
という一連の経緯は、ちょっと違憲性が強いように思われます。

当の岡口基一裁判官は、「最高裁に告ぐ」という本を出版して
最高裁の王様化の批判を行っていました。
その主張について争うことを、今さら岡口裁判官が嫌がるとは思えないのですが、
念のため、岡口基一裁判官本人に、自分の出したメールを添付して
このような意見書を提出してきた者がいる旨を
伝えていただけませんでしょうか?

これらの事実を本人に告げずに、本人に無断で本人の不利となるかもしれない
訴訟戦術を選択することは、弁護士の行為として適切さを欠くと思いますが
弁護団の認識としては、どうでしょうか。

(3)
なお、

> 岡口さんのことに関係づけられていますが、岡口さんの弁護団の立場から申しますと、
> 何らか関係づけられることは迷惑だと感じています。
> 何か関係があるというような主張はされないように切にお願いいたします。

このように言われておりますが、自分は岡口基一裁判官の担当した裁判で敗訴して
現在の状況に至っておりますので、今さら無関係と言われましても困惑します。

「不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会」は、クラウドファンディングで
訴訟費用を集めていたと思うのですが、これにお金を出した人たちは
「最高裁に告ぐ」という本を読み、岡口基一裁判官に、
司法の矛盾についてこの訴追裁判で切り込んでほしいと考えているかもしれません。

クラウドファンディングでお金を出した人に、(2)で示したような
訴訟戦術で争うことについて、是非を確認してみてはいかがでしょうか?
自分はそんなにおかしなことは言っていないと考えています。

以上、よろしくお願いいたします。
何かしらの回答をお待ちしております。

 しかし、もう回答は来ませんでした。

 

 どうやら岡口基一弁護団は、「最高裁に告ぐ」という著書を出版した岡口基一を弁護するよと言ってクラウドファンディングでお金を集めたにも関わらず、本人訴訟を無理やり敗訴させて精神的苦痛を与えた最高裁が、国会議員からダメ出しをされる展開だけは気に入らないみたいです。

 なんという最高裁のシンパでしょう。これでは「岡口基一裁判官を守る会」ではなくて、「岡口基一裁判官に余計な主張をさせない会」の間違いではないかと思うのですが。身を守るプロテクターかと思っていたら実は拘束具だったとか、どこかのロボットアニメのようです。

 

 世の中では複数の弁護士団体が、「岡口基一が不適切なツイートをして、当事者を傷つけたとしても言論の自由のもと許されるべきだ」と言っていますが、そのような弁護士が、「事実に基づかない裁判で本人訴訟を敗訴させる特権だけは、ずっと維持したい」などと思っているのだとしたら、これはなんというオリガルヒ(※)なんでしょう。もはや世も末だとしか言いようがありません。

(※ 自分の書いた意見書に記載されているのですが、決して裁判官が不信任になることはない国民審査制度のもと、権力者に都合の良い裁判を理由も書かずに繰り返すなど、王様化した最高裁のそばで、ちゃっかり利益を得ている特権階級のことを、オリガルヒと呼んでいます。事実に基づかない&理由の書かれない裁判は、裁判ではなく、単なる権力の行使です。批判されない権力は、一部の例外を除き、堕落して国民を苦しめるのです)

 

 今の日本には、医者とか、公務員とか、いろいろな既得権益にしがみつく人たちが存在していますが、裁判官と弁護士に言いたいことはこれです。「既得権益にしがみつくにしても、違法な方法によってそれを行っているのは、日本でもあなた方だけです。恥を知りましょう」

 違法ということは、法律に背いていて許されないということです。日本国民は、このような最高裁の王様化と、それがもたらしている既得権益を決して許してはいけません。

 


 

 とりあえず、「不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会」または「岡口基一弁護団」には、以下のことを確認しなければなりません。

 

①「岡口さんのことに関係づけられていますが、岡口さんの弁護団の立場から
申しますと、何らか関係づけられることは迷惑だと感じています。」

 ⇒ 迷惑というのは、弁護団として統一された見解であるのか。また、なぜ迷惑であるのか。

②「何か関係があるというような主張はされないように切にお願いいたします。」

 ⇒ 関係があるのに、なぜ関係があるという主張をしてはいけないのか。

③ また、上記2点のような主張は、広くクラウドファンディングを募った弁護団のありかたたとして、適切と考えているのか否か。

 

 これらを明らかにしないままでは、岡口基一裁判官は、拘束具が課せられたまま弾劾裁判を戦わなくてはならないかもしれません。弁護団からの回答をお待ちしています。